特別養護老人ホーム きはだの郷

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  • 木造
【建築主】
社会福祉法人 三福福祉会
【用 途】
特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、地域交流
【所在地】
京都府木津川市梅美台1丁目2-2
【構造・階数】
木造・地上1階 他
【敷地面積】
14,384.84㎡
【建築面積】
5,162.60㎡
【延べ面積】
5,060.78㎡
【工 期】
2017年7月 ~ 2018年2月
【施 工】
株式会社柏原工務店
【掲 載】
近代建築 2018年7月号
YKKグループ社内誌「森林」
 2018年8月号
YKKAP「メディアレポート」
 2018年10月号
アイカ工業
「IWAOモデルマガジン」
 vol.1
GRAPHISOFT
 「ARCHICAD事例紹介」
【受 賞】
NICHIHA SIDING AWARD 2018
ゴールド賞 非住宅部門

設計主旨
 当施設は、京都府内南部の木津川市にあり、戸建や集合住宅が立ち並ぶ梅美台団地の入り口に位置している、特別養護老人ホーム100名、ショートステイ20名、デイサービス25名の定員をもつ総合高齢者福祉施設である。
―「時を、感じながら暮らす」ことのできる終の住処
 特養は入居者にとっての終の住処であり、365日暮らす家となる。その全員が毎日5分でも「ソト」に出て、五感で日々の外部環境の変化や季節の移ろいを感じられる特養を目指した。
 そのために8棟の建物を「木造・平屋・分棟」で「集落」のように配置した。外山義氏が提唱したユニット型特養に必要な4つのゾーン(プライベート/セミプライベート/セミパブリック/パブリック)のうち、セミパブリックゾーンを屋外空間とすることで、より自宅環境に近づくとともに、「ウチ」と「ソト」の関係性が強い生活環境とした。
― 時間の流れを感じ取れる「四季の庭」
 日々の生活の中でほんの少し時間ができたときは気軽に四季の庭へ出て、春夏秋冬それぞれをテーマにした庭が点在する回廊を散歩し、四季折々の変化を気軽に楽しむことができる暮らしを提案した。
― 「住んでみたい」と思える特養
 特養を必要とする高齢者だけでなく老若男女誰もが「住んでみたい」と思える住環境を目指して3つの工夫を行った。
 1つ目は内装に沢山の木を用いてぬくもりを感じられる空間としたこと。天井に杉羽目板やシナ合板、巾木にスプルース、手摺にゴム集成材、家具に杉板、建具に桧やピーラーを用いるなど、多様な樹種を適材適所に使用した。
 2つ目は多様な空間の中から入居者それぞれが気分に応じて好きな居場所を選べる計画としたこと。部屋の機能に合わせて天井高さを変えるとともに、照明はダウン・ブラケット・ペンダント・スタンドを使い分けて立体的な明かりとした。
 3つ目は快適な環境づくり。ほぼ全ての窓を樹脂サッシ+Low-Eガラスとして、結露やコールドドラフトを抑えた。採光・通風確保のため、共同生活室の部屋配置を工夫し、高窓も設けた。
 また2ユニット間や水廻りへの裏動線を確保することでスタッフにとって働きやすい環境とした。

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